近年のキャンプブーム到来に伴い、「キャンプは夏に行くもの」という固定概念はなくなり、オールシーズンキャンプを楽しむことができる時代に突入しました。キャンパー人口も増え、キャンプ場の予約を取るのも一苦労。
連休を取って行った楽しみにしていたキャンプ。そんなキャンプがマナーの悪いキャンパーのせいで台無しに。そんな経験したことありませんか?僕はあります。またひょっとしら僕も被害者ではなく加害者になっていたのかも…
キャンプは大自然の中で非日常を味わえるのが醍醐味。キャンプに行くとついつい羽目を外しがち。
キャンプ人気の今だからこそ、改めてキャンプマナーについて考えていきましょう。
キャンプマナーって何?
キャンプでは自然の中に飛び込み、お気に入りのテントやキャンプギアを広げ、自分だけの空間を作り出すことファができます。その一方で守らなければならないルールやマナーがあります。自分本意で好き勝手やるとキャンプ場や他のキャンパーに迷惑がかかったり、環境問題にまで発展する可能性があります。キャンプでマナー違反とならないようにしましょう。
今回は大きく7つの問題に分けて紹介します。
区画問題
オートキャンプサイトではそれぞれの区画が決められています。決められた区画の中でテントやタープを設営しますが、ついついはみ出そうになるのが「ガイロープ」と「ペグ」。写真映えなどを意識しすぎて、いい場所に設営しようとするとついつい他のサイトと重なりそうになるときがあります。
また車を乗り入れできるフリーサイトでは他のキャンパーさんとの距離を保ちつつ、かつ車が通る動線も確保しておかないといけません。フリーサイトとはいえ暗黙の了解はあります。必要以上の占領やテントやタープのガイロープが通行を妨げていないかなど注意して設営しましょう。
焚き火問題
キャンプでの焚き火は非日常を味わうための贅沢な時間。しかしこの焚き火にも注意しなければ行けない点があります。
まず直火可能かどうか必ず把握しましょう。直火禁止のサイトなのに勝手に直火をしてしまうと芝生を燃やしたり、炭や煤などが周りに散乱し、次サイトを使う人のテントなどに炭が付いてしまう恐れがあります。キャンプ場から弁償や出禁になる可能性もあります。
また強風時は焚き火の火の粉が舞いやすく、近隣のサイトまで飛んでいきテントに穴を空けてしまい、クレームになることもあります。風の強い日の焚き火には注意が必要です。また手に負えないくらい大きな火柱を立てて行う焚き火も同様で近隣の方の迷惑になる可能性があるので注意しましょう。
また焚き火をする際、芝生へのダメージを軽減するために焚き火シートを引いて直接火の粉が落ちないように保護してあげましょう。
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- 耐熱性600℃
- ハトメつきで地面に固定可能です
- 使用サイズ:約80 x 80cm
- 収納時サイズ:約22cm× 22cm×4cm
ごみ問題
キャンプに限らずゴミ問題は地球全体に関わる環境問題です。キャンプだからといってゴミをポイ捨てして言い訳ではありません。また何でもかんでも焚き火に入れて燃やそうとするのも駄目です。
ゴミは必ず分別して捨てるようにして下さい。各キャンプ場によってゴミの分別方法や処理方法が異なります。必ずキャンプ場の指示に従ってゴミの処理を行って下さい。
また生ゴミなどを放置していると動物が寄ってきたり、虫が湧いてきたりするので注意しましょう。
キャンプギアの一部でゴミ箱も販売されています。
- 両端のバックルを外すだけで簡単に立ち上がるポップアップタイプ
- 家庭用ごみ袋45Lサイズに対応
- 底面防水加工で内側生地にも防水加工
- 地面やテーブルに固定するペグ穴・ベルト付き
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自然問題
最近ではブッシュクラフトが流行り、木をポール代わりにしてテントを立てる方も増えてきています。ポールと同じサイズの木の枝を探しても見つからないときも…だからといって木を伐採して言い訳ではありません。当たり前のことですが所有者でもない人が勝手に木々を切ることは絶対に駄目なことです。
足場に落ちている木や松ぼっくり、枯れた杉の葉などを使うようにしましょう。
騒音問題
開放感からかついつい大きな声で騒いだり、音楽も流したくなってしまいます。最近では高音質でコンパクトなBluetoothスピーカーが増えアウトドアシーンで音楽をかける場面も増えてきました。
しかし川のせせらぎや小鳥のさえずりなど自然の音を楽しみに来ている方も多いため、自分勝手に音楽を大音量でかけるのはやめましょう。キャンプ場によっては音楽を禁止しているところもあります。音楽を流したい場合は必ず確認しておきましょう。また音楽に関しての規制がない場合も他のキャンパーの迷惑になるような大音量や夜間の音楽などは控えましょう。
キャンプなどアウトドアシーンで音楽を楽しみたい場合は、周りの方の迷惑にならないように配慮しましょう。
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時間問題
キャンプ場にはチェックイン・チェックアウトの時間が決められているところが多いです。これはキャンプ場に訪れた方が快適に過ごせるために炊事場やトイレの清掃や片付け、ゴミの処理などを行ってくれているからです。他にも朝早すぎるチェックインや夜遅くのチェックイン・チャックアウトなどでの設営や撤収の音で他のキャンパーの迷惑にならないためにも決められています。
チェックイン・チェックアウトの時間が決められていないキャンプ場もありますが、それでも暗黙の了解みたいなものがあります。就寝時間や起床時間を考えてキャンプ場に訪れたほうがトラブルにならずに済むと思います。
チェックイン・チェックアウト時間は各キャンプ場で異なるため、事前にチェックしておきましょう。
自動車問題
キャンプ場には1サイト1台など車の台数の指定があります。追加料金を払うことで施設内には駐車することもできますが、サイトから離れた場所に駐車しないと行けない場合もあります。できるだけ車は乗り合わせで最小限で行くようにしましょう。
キャンプでは非日常を感じに来ている人がたくさんいます。車のエンジンのつけっぱなしには気をつけましょう。車の開閉の際の音も静まった夜になるとかなり響きます。寝袋等夜に使用するものもできるだけ明るい時間帯に準備しておきましょう。また夜夜間の車の運転を禁止しているところもあります。エンジン音やライトなどで他のキャンパーに迷惑を被る可能性があるため注意しましょう。
マナー違反してる人を見つけたら
キャンプマナー違反をしている人を見かけたら注意したくなりますが、キャンパー同士で話し合おうとしてもお酒が入っていたりすると、かえって良くない方に進み、更に気分を害することになるかも。
マナー違反をしている人を見かけたら、まずキャンプ場のスタッフに報告をしましょう。わざわざ言いに行くのは面倒ですけど、そのままにして嫌な思いをしてキャンプをするよりもスタッフに伝えて、対応してもらったほうがいいと思います。あまりにもマナーの悪い人は強制的に退去させられると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。キャンプの人気が高まる中、私たちはキャンプマナーについて考える必要があります。自然に囲まれたアウトドア環境での楽しみを共有するためには、他のキャンパーや自然環境への配慮が重要です。キャンプマナーは、他の人々との共生や環境保護を促し、より心地よいキャンプ体験を実現するためのガイドラインです。
まず、キャンプ場では静寂を大切にしましょう。周囲の人々がリラックスや自然の音を楽しむため、大音量の音楽や騒がしい行動は避けるべきです。また、夜間には特に騒音を最小限に抑えることが重要です。他のキャンパーの睡眠を妨げないよう、配慮しましょう。
さらに、キャンプ場にはゴミの持ち帰りと適切な廃棄方法が求められます。自然環境を美しく保つため、ゴミは必ず指定された場所に捨てましょう。また、自然に優しい方法で廃棄物を処理するため、リサイクルやコンポストの利用を検討しましょう。
火の取り扱いにも十分な注意が必要です。キャンプファイヤーを楽しむ際には、指定された場所で行い、消火の際には完全に火を消し、周囲に安全を確保しましょう。また、火災の危険性が高い地域や季節には、火の使用を制限されている場合があるため、地元の規則や制約を遵守しましょう。
そして、他のキャンパーや自然環境を尊重することも大切です。プライバシーを守り、他の人々のキャンプスペースや設備に侵入しないようにしましょう。また、自然環境に対しても配慮を示しましょう。植物や生物への影響を最小限に抑え、トレイルを外れないように心がけましょう。
キャンプマナーは、より良いキャンプ体験を追求するための基本的なルールです。人々と
自然との共生を図りながらキャンプを楽しむために、キャンプマナーを守りましょう。他のキャンパーや自然環境に対する配慮は、互いの楽しみを最大化し、将来の世代にも美しい自然を残すために不可欠です。
キャンプマナーを実践するためには、まずは情報を得ることが重要です。キャンプ場や地域のルールや規制を事前に確認し、それに従いましょう。また、他のキャンパーやローカルコミュニティからのアドバイスやフィードバックも参考にしましょう。
さらに、共有スペースの整理と清掃にも貢献しましょう。キャンプ場では、テントやギアを設置する際には周囲の景観や他のキャンパーの利便性に配慮し、十分なスペースを確保しましょう。キャンプ終了時には、自分の使用したエリアを清掃し、他の人々が快適に利用できる状態に戻しましょう。
また、野生動物との接触にも慎重になりましょう。食べ物やゴミを適切に保管し、野生動物に与える影響を最小限に抑えましょう。野生動物は自然の一部であり、その生態系を尊重し保護することが重要です。
キャンプマナーを守ることは、自然環境との調和を保ちながら楽しいキャンプ体験を実現するために欠かせません。他のキャンパーとの共生、環境保護、そして持続可能なアウトドア文化の形成に向けて、私たち一人ひとりが責任を持つ必要があります。
キャンプが人気を集める今こそ、キャンプマナーを意識して行動し、誰もが安全で快適にキャンプを楽しむことができる環境を作り上げましょう 🙂