アウトドアブームの広がりとともに、中国のテントメーカーも世界的に注目を集めています。特に近年は、軽量・高耐久・デザイン性に優れた製品を競うように発表しており、日本や欧米市場でも評価が高まっています。
本記事では、2025年時点で人気の高い中国の代表的なテントメーカー10社を紹介します。
1. MOBI GARDEN(モビガーデン)【Zhejiang Mobi】
2003年設立以来、「キャンプのプロフェッショナリズム」を掲げ、登山用・ハイキング用から公園レジャー用まで幅広いキャンプシーンをカバー。 代表モデル「LENG SHAN」テントは高山キャンプでも使用される本格派です。 高品質なポリエステル・ポリコットン・オックスフォードなどの防水耐久素材を採用し、全行程で厳格な品質検査を実施。軽量性と耐久性を両立させた製品が世界中のアウトドア愛好家から支持されています。
2. KAILAS(カイラス)【Guangzhou Kailas】
「Made to Climb」をスローガンに、登山・キャンプ・スキー・高所登山など多彩なアクティビティ用品を展開。 人気のキャンプテント「CUBEN」や「Dragonfly」シリーズは驚くほど軽量で、ミニマルキャンパーにも人気です。ウェアやバックパック、クライミングギアなど総合的なアウトドアブランドとして世界市場をリードしています。
https://kailasgear.com/collections/tents
3. Naturehike(ネイチャーハイク)
軽量性・耐久性・革新性を兼ね備えたアウトドアギアで知られる中国発ブランド。テント、寝袋、バックパックなど幅広いラインナップを展開し、特に「軽量で持ち運びやすいテント」は世界中のバックパッカーやキャンパーに愛用されています。 製品は細部までこだわった設計で、山岳トレッキングから湖畔キャンプまで多様なシーンに対応。最新素材や技術の導入にも積極的で、「快適さ」と「携帯性」を両立させたキャンプ体験を提供しています。 ミニマルキャンプやUL(ウルトラライト)志向のユーザーにとって、Naturehikeは信頼できる選択肢のひとつです。 日本では楽天でも購入することができ、人気が出てきています。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/Naturehike/
4. THE FREE SPIRITS(フリースピリッツ)【Qingdao Ranfenghai】
2010年設立と比較的新しいブランドながら、韓国・日本をはじめアジア市場で高い人気を誇ります。 軽量でコンパクトなテント設計に定評があり、ソロキャンプやツーリングキャンプにも最適です。
5. Fire-Maple(ファイヤーメープル)
アウトドア用クッキングギアで世界的に知られる中国発ブランド。軽量で持ち運びやすいバーナー、クッカー、食器類を中心に展開し、「野外でも妥協しない料理」を実現します。 デザイン性と機能性を両立させた製品は、山岳キャンプやバックパッキングはもちろん、ツーリングキャンプやファミリーキャンプでも活躍。 ユーザーフレンドリーな設計と高い耐久性を備え、火力の安定性や熱効率にも優れています。自然の絶景を背景に、本格的なアウトドア料理を楽しみたい人にとって、Fire-Mapleは理想的なパートナーです。
6. Tanxianzhe(タンシェンジャー)
10年以上の経験を持つ中国発の総合アウトドアブランド。高品質なキャンプテントをはじめ、快適なキャンプチェアやテーブル、汎用性の高いアウトドアワゴンまで幅広い製品を展開しています。 「ワンストップで揃うキャンプ用品」をコンセプトに、初心者からベテランまで幅広い層のニーズに対応。軽量かつ収納性に優れた設計で、家族キャンプやグループキャンプでも荷物をコンパクトにまとめられるのが魅力です。 手軽さと快適さを両立させた製品づくりで、より多くの人にアウトドアの楽しさを届けています。
https://txzoutdoors.com/products/camping-tent/
7. 3F UL Gear(スリーフULギア)
ウルトラライト(UL)志向のバックパッカーやソロハイカーから支持される中国発ブランド。テント、バックパック、各種アクセサリーまで、ミニマル装備を前提に設計されています。 高性能素材とスマートなデザインを駆使し、「必要最低限+最大限の機能性」を実現。特に軽量シェルターやタープは、わずかな重量で優れた耐候性を発揮し、長距離トレイルや山岳縦走に最適です。 「軽さ」を最優先しつつも、快適性や安全性を犠牲にしない設計思想が、多くのUL愛好家から支持される理由です。
8. ZHEJIANG YUELANG OUTDOOR(ユエランアウトドア)
設立10年ほどの新興メーカーながら、テント・寝袋・バックパックのデザイン力に定評があります。 「誠実・信頼・革新」をモットーに、OEM・ODMにも対応。内陸部の豊富な労働力を活かし、高品質・低価格を実現しています。
9. OneTigris(ワンティグリス)
中国発祥のミリタリー&アウトドアギアブランドで、タクティカルスタイルのテントやシェルターが世界中のキャンパーに人気。 特に軽量コンパクトなパップテントやワンポールシェルターは、ソロキャンプやブッシュクラフト愛好家から高く評価されています。 耐久性のあるリップストップナイロンやTC(ポリコットン)素材を採用し、防水性と通気性を両立。軍用ギアのような無骨なデザインと実用性が特徴で、日本国内でも愛用者が急増中です。
https://camping.onetigris.com/ja/collections/tents-shelter
10. POMOLY(ポモリー)
中国発祥のティピーテント・薪ストーブ一体型テントで知られるブランド。冬季キャンプや雪中キャンプに特化した製品ラインナップを展開しています。 代表モデルのワンポール式テントや大型ホットテントは、難燃性TC(ポリコットン)素材や高強度アルミポールを採用し、薪ストーブ設置用の煙突ポートも標準装備。 耐寒性・防水性に優れ、極寒環境下でも快適な室内空間を確保できることから、北米や北欧のウィンターキャンパーにも高く評価されています。日本国内でも冬キャンプ愛好家の間で人気が急上昇中です。
中国製テントメーカーの魅力と選び方
- 高コスパ:同スペックの欧米ブランドに比べて価格が安く、品質も向上。
- 多様なラインナップ:ソロ用からファミリー用、大型イベント用まで幅広く展開。
- 素材の進化:ポリエステル、ポリコットン、リサイクルRPETなど最新素材を採用。
中国製テントは、近年の技術革新により「安かろう悪かろう」のイメージを払拭しつつあります。耐久性・防水性・デザイン性を重視した製品も多く、日本のキャンプシーンでも活躍の場を広げています。
キャンプ用品を選ぶ際は、使用目的・耐久性・重量のバランスを考慮して、自分に合ったメーカーとモデルを選びましょう。